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英語初心者も安心! AI自動翻訳システムを導入しました

 JRCSは、生産性向上のため、デジタル技術を活用して業務の効率化を進めています。この方針のもと、翻訳部門では新たにAI自動翻訳システムを導入しました。一般的な無料翻訳サービスと異なり、高いセキュリティーが担保されているうえ、ボリュームのある文書を一気に翻訳できます。WebページやPDF等のファイル翻訳も可能。翻訳部門のメンバーはもちろんのこと、設計、営業、調達、品質管理、管理部門、現地法人など、さまざまな分野の社員がアカウントを登録し、活用しています。

 中でも、メーンのターゲットユーザーとしたのは「訳文の正誤を見分けることができない初心者」レベルの社員です。そこで、導入にあたり複数のサービスを比較検討した際、付加価値として「逆翻訳」が可能であることを重視しました。逆翻訳とは、翻訳した文章を元の言語の文章に再翻訳する機能。原文と再翻訳した文章を比較することで、原文が持つ意味を正確に翻訳できているかを確認することができます。特に、専門性の高い文章を訳す場合に有効とされています。
 実際に業務で使用している「英語初心者」の社員からは「翻訳部門に頼らず自分で文書の意味を理解できるので、時間短縮になる」と評価する声が多く聞かれました。しかし、機械翻訳そのものが、まだまだ発展途上のサービスということもあり、「翻訳の精度がもう少し上がるともっと活用できそう」といった意見も上がってきました。

 こういった声に応え、少しでも翻訳の精度を高めようと、翻訳部門では次のような取り組みを行っています。
 まず一つ目に「用語集」の充実です。「テクニカル」「コーポレート」「マーケティング」の3つの分野に分けて用語を整備・登録し、オリジナリティーを高めて当社社員にとっての使い勝手を向上させました。たとえば、海運・造船の専門用語や、社内でよく使われている略語も正確に認識して翻訳されるため、訳文を手動で修正する手間を省くことができます。
 二つ目に行っているのが社員教育です。翻訳の精度は、原文の精度に大きく左右されます。当社の場合、原文は日本語であるケースが多いため、週に1回程度、日本語の正しい使い方についてWeb社内報で配信するようにしました。これにより、訳文の完成度が少しずつ高まり、修正時間の削減につながっています。

 翻訳部門が、これまで目の前の翻訳作業に追われ、なかなか着手できなかった膨大な社内文書の翻訳に取り掛かることができたことも、大きな成果の一つです。就業規則等さまざまな規定書の英語版は今年度中に完成する見込みで、増加する外国人社員たちに安心して業務に集中できる環境を提供できそうです。

 当社は今後も社内DXを力強く進めてまいりますが、ツールの導入をゴールとするのではなく、効率よく活用できる工夫を凝らし、全社の生産性向上につなげていきたいと考えています。

英語の初心者でも自分で簡単に翻訳ができます。

英語の初心者でも自分で簡単に翻訳ができます。

社員の、精度の高い原文を書く力を高めるため、Web社内報でコラムを配信中。

社員の、精度の高い原文を書く力を高めるため、Web社内報でコラムを配信中。