漁業取締船「北王丸」向けにオリジナルカラーの盤を製作
北海道の漁業取締船「北王丸」搭載用に当社が製作した電気機器一式が、本船を建造しているみらい造船八戸工場に向けて出荷となりました。
現・北王丸は、密漁や違反行為の指導・取り締まりを目的に、1999年に竣工。老朽化のため、現在建造中の4代目がその役割を引き継ぐことになっています。
新しい北王丸に搭載される盤は、美しいカラーリングが特徴です。実はこれ、北王丸船員の方々たってのご希望により、「北海道旗」をもとにデザインされました。地の紺は「北の海と空」、白は「光輝と風雪」、そして赤は「道民の不屈のエネルギー」を表しています。
出荷前の立会検査で実際の盤を確認された機関士の皆さまからは、「色の再現性がバッチリ。自分が乗る船にこのデザインが採用されて嬉しいです」とコメントを頂きました。当社塗装チームが自信をもった出来栄えではありますが、お客様に喜んでいただけて、ようやく安堵と達成感を味わうことができました。
新しい北王丸は2021年12月、定係港の稚内港で引き渡される予定です。過酷な海上勤務の中で、このデザインが乗組員の皆さまの拠り所となり、安全な運航が続くことを心より願っております。
北海道旗の詳しい説明は北海道庁HPをご覧ください。
北海道旗をもとにカラーデザインされた機関監視制御盤
お客様の個性が光る配色
色味を合わせた主配電盤、集合始動器盤も出荷しました