「ONE HONOLULU」にコールドアイロニングを搭載しました
オーシャンネットワークエクスプレスが運航するコンテナ船「ONE HONOLULU」に、高圧陸上電源接続システム(通称:コールドアイロニング)を追加する改造工事を行いました。
コールドアイロニングは、船舶が寄港中に船内のディーゼル発電機を停止し、必要な大容量の電力を陸上電源から供給する設備です。これを使用することで、停泊中の船舶からのCO2(二酸化炭素)やNOx(窒素酸化物)、SOx(硫黄酸化物)など大気汚染物質の放出量を低下させることができます。
近年、世界の港や船舶に対する排ガス規制が急速に進んでいます。アメリカ西海岸や中国などでは、入港する船舶に対して陸上電力の利用を義務付ける動きが広がっており、当社には、新造船のみならず、この度のような就航船の改造工事のご依頼も多く寄せられています。今後、コンテナ船以外の船種にも適用されれば、コールドアイロニングはますます普及拡大していくものと思われます。
コールドアイロニングについて、詳しくはこちらをご覧ください。
■関連するSDGs
コールドアイロニングを追加するにあたり高圧配電盤を増設。
増設する場所は綿密な事前調査により決定しています。
高圧ケーブル。デッキへとつながります。
デッキのレセプタクルボックスから延びるケーブル。これを陸上電源に接続します。
工事を終え、造船所から出航したONE HONOLULU。