さまざまな部門でベテラン社員による「技能伝承」勉強会が開かれています
当社では、後輩社員への技能伝承を目的に、さまざまな部門のベテラン社員が自主的に勉強会を開催しています。すぐに役立つ実践的なことから、仕事上の体験談まで、伝授される内容は実に多彩です。
なかでも、過去に行った挑戦やトラブル対応にまつわるエピソードが語られると、参加者が前のめりになって耳を傾け、会場の熱量が上がるのがわかります。品質管理課の勉強会に参加した若手社員は、「製品の品質と船の安全を守るため、お客様と激しく議論したという話を聞きました。とても勇気がいること。JRCSの行動指針のひとつ『胸をはろう プロの誇り』に沿った振る舞いで、ミッションである『海上物流を絶対に止めない』という気概を感じました。私自身、これからいろんなことがあると思いますが、勤続48年だという先輩を見習って頑張っていきたいです」と話してくれました。
一方、これまでに数十回もの勉強会を開いてきた、調達部門のベテラン社員に話を聞くと、「若手への技能伝承のために始めたことですが、一番勉強してスキルアップしたのは私自身です。自分では理解していると思っていたことが、解釈を間違えていたり、新たに気付いた点が多々あり、いまになって知識不足を痛感しています」とのこと。人に教えることは自ら学ぶことにつながるのだと、身をもって感じた様子でした。
JRCSは今年、創業75周年を迎えます。ベテランから後輩へ、知識と技術のバトンをつなぐ取り組みを通じ、ここまで支えてきてくれた多くの先輩方への感謝とリスペクトを忘れない会社でありたいと考えています。
「自分が在籍する限り続ける」と話すベテラン社員
参加者は真剣に、ときにクスリと笑いながら耳を傾けています