安全運航と船の“長持ち”のためセメント運搬船の「定期点検整備」を実施しました
この度、内航セメント運搬船の「定期点検整備」を実施しました。本船は長く大切に運航されてきましたが、船齢20年を超えていることから、主配電盤やアラーム・モニタリング&コントロールシステムなど各機器の点検整備、部品交換を行いました。
船舶は、航行中に機関トラブルが生じた場合、すぐに点検や修理をすることができません。海上で立ち往生してしまい、乗組員の命にかかわる大事故につながったり、流通の停止や海洋汚染など、社会に大きな影響を及ぼすこともあります。
そこで当社は「予防保全」の観点から、各種機器の定期点検整備をご提案しています。船に搭載されている当社製の機器・システムごとに点検整備計画表を作成し、適切なタイミングと項目をご提示します。そして、点検の結果をご確認いただき、ご要望に応じて修理や換装、推奨部品への交換を行います。
近年は船舶が高度化する一方で、乗組員の少数化や勤務時間の短縮化が進んでいます。そのような状況においても、予防保全を推進していただくことで、より安全な運航を実現します。さらに、船の寿命を延ばすことも期待できます。
定期点検整備の詳細や点検整備計画表のサンプルはカタログをご参照ください。
スイッチ動作確認
電圧測定
表示灯の点灯確認
盤内の清掃
基板の清掃と破損チェック
緩み点検、増し締め
ローカルユニットの点検