安全運航につなげていただくため、トレーニングをご提供しています
JRCSは、当社製の船舶機器をより安全にご使用いただくため、トレーニングを提供しています。山口県下関市の豊浦事業所内にあるトレーニングセンターには、船員や整備スタッフ、新入社員、造船会社の方々など、これまでに国内外から1000人近くが訪れています。
この日受講されたお客様は、とある重量物の専門運搬船を所有する会社の皆様。普段は輸送方針や工程の立案・管理および設備の維持方針の検討などの業務に携わり、船の運航や保守は専門のオペレーターに外部委託されています。そのため、船に乗ったり、船内機器を見る機会がほとんどなく、実機の詳細を知る機会が乏しいという悩みを抱えていたとのこと。「安全な輸送サービスを提供するためには、オフィス勤務であっても電気や機器に関する知識が必要」と感じていたところに、当社ホームページでトレーニングの存在を知り、受講することを決められたそうです。
トレーニングは、お客様の習熟レベル、ご要望に合わせてメニューを組むことができます。今回のお客様の場合、高圧配電盤、低圧配電盤、始動器盤、機関監視盤の基礎知識(座学)とそれぞれの機器の操作(実習)を盛り込んだ内容で、2日間に渡って実施しました。最終日に行われた修了証授与式では、受講者の皆様の達成感に満ちたお顔がとても印象的でした。
■受講後のアンケートより(抜粋)
・操作シミュレータには実際の機器が使用されていて、イメージがつかみやすかったです。
・業務で機器を操作することがありません。初めて操作する機会を得て、勉強になりました。
・今回のプログラムには入れなかった、他のメニューも受けてみたくなりました。
・当社の若い社員の多くは、船の機器や電気に関する知識がありません。初心者向けの入門編を研修してほしいです。
当社のトレーニングは、STCW条約に準拠し日本海事協会(ClassNK)より認定を受けた各種コースなど船員の方々向けのプログラムから、電気の取扱いに不慣れなオフィス勤務、新入社員、学生の皆様向けのプログラムまで、オーダーメードでご提供しています。下記カタログをご覧いただき、まずはお気軽にご相談ください。
トレーニングの詳細はこちら
オリジナルのテキストを使用した座学
訓練を受けたトレーナーがわかりやすく解説しました
実機を使った操作トレーニングを実施
機器内部の部品構成も丁寧に解説
機関監視システムの操作も体験しました